2010年1月9日土曜日

清酒力士は美味い酒♪

という歌を聴いたことある方は多いと思います。
日本酒の勉強ということで
力士を造っている蔵元を見学してきました。
http://www.rikishi.co.jp/中は釘を使用していない本格的な蔵つくり。
力士の名前の元になった李白の歌が架けられております。
私は力士というのはてっきりお相撲さんのことかと思っておりました。。。
1728年に創業された蔵元。名前の付け方もそんなに単純ではなかったのです。

旧米蔵内部。圧倒される広さと 木の重圧感。


敷地内には京都生まれのお酒の神様も祭られております。
現在埼玉には蔵元(酒造元)が35件あるそうです。最盛期は70件こえていたそうです。
理由は美味しい水(荒川 利根川)が豊富であり 米所でもあるからです。
なので埼玉は日本酒造りに適している土地ということになります。
昔経営者より偉かった杜氏の部屋(現在見学館の中に保存されてます) 



では日本酒の製作工程を簡単に説明します。
地下水を汲み上げます。


お米を精米し 洗米して蒸します。
蒸した後は麹菌を入れて清潔で暖かい部屋(30℃前後)で寝かせます。
(麹菌を増やす為)
麹菌は米を炭水化物から糖化させる働きをします。
ベットみたいですね。


ここに水・米・麹菌・を3回に分けて発酵させ
見守ります(見守り期間20日~30日)
ここで見えるのが原酒です。
味はキリリと男前な味(普段めったに味わえません) 。

このタンクの中で原酒は発酵します。



落ち着いた原酒を搾って清酒と酒粕にわけます。
現代の搾り器。


昔の搾り器。歴史のロマンを感じます。


濾過して 
調合を終えた清酒は、

品質の劣化を防ぐために殺菌する目的と、貯蔵中の品質の劣化を防ぐために、60~65℃に加熱されます。これを火入れ(ひいれ)といいます。


火入れをした後の日程等は缶の外側に書かれます。
火入れ後最低2~3ヶ月寝かせて(数年寝かせるものもあります)
再度火入れをします。

その後ビンに詰められラベルを貼られ
出荷されます。



日本中の酒屋さん経由で私達の口に届きます。

氷川神社 明治神宮にも奉納されます(下記は明治神宮)

全国の中で選ばれた酒が奉納されております。
明治神宮へいった暁には是非ご確認下さい。

普段はなにも考えず
ビンからグラスに注いで飲んでいますが
赤子を育てるように手間が掛かる日本酒の製作過程
酒の一滴は血の一滴絶対に粗末にするなと
教わりましたがまさにその通りと実感した見学でした。


この記事をみていいなあ~と思った方に朗報です
3月蔵開きをするとのこと
酒蔵見学ができるチャンスがありますよ♪
詳細は後日このHPに記載しますので
お楽しみに♪